
本記事では、XMのロスカットの仕組みについて詳しく解説していきます。
ロスカットと関係性の深い証拠金維持率や、ポジションを持った際の許容pipsについても、わかりやすく解説しようと思います。
XMの証拠金の計算に使えて便利!「XM計算機ツール」
▼XMのFX計算ツールの使い方は、以下の記事で解説しています。
XMのロスカットの仕組み
XMのロスカットの仕組みについて詳しく解説していきます。
強制ロスカットと損切り、ストップロスについて
ロスカットには「強制ロスカット」と「損切り」の2つの意味がありますが、大きな違いがあります。
まずは強制ロスカットと損切り、ストップロスの違いについて解説します。
強制ロスカットとは?
ロスカットとは、保有しているポジションの損失が膨らんで損失額がある規定値以上になった時、FX業者によって行われる強制的な損切りの事です。
つまり、顧客の資産を守るため、ある一定の損失が発生した際に、これ以上損失が拡大してしまわないよう強制的に取引を終了させるルールが「ロスカット」です。
各FX業者は「証拠金維持率が○○%以下に達すると」というように、証拠金維持率を基準としてロスカットのレベルを設定しています。

XMのロスカット水準は、証拠金維持率20%です。つまり証拠金維持率が規定の20%を下回ると、保有ポジションが強制決済(強制ロスカット)される仕組みとなっています。
損切り、ストップロスとは?
損切りとは、自分の意志で損失を確定させることです。
ストップロスとは、損切を行うために一定の損失限度額をあらかじめ指定し、その限度額に達した時点でポジションを決済させる注文のことです。
POINT
強制ロスカットとの大きな違いは、FX業者の強制的な損切りか、自分の意志(判断)で行う損切りかどうかです。
証拠金維持率の概要と計算式
XMの証拠金維持率は以下の計算式で求められます。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100

ロスカットのルールを理解するためには、まずは証拠金維持率について理解する必要があります。
証拠金とは?
FX取引をはじめとする先物&為替取引は、別名証拠金取引と呼ばれています。
一定の資金を担保として口座に預け入れることによって、レバレッジを効かせて何倍もの資金サイズの取引をできるようになります。
最初にFX業者に預ける担保金の事を証拠金と言います。
必要証拠金の計算方法
ポジションを取るために、最低限必要な担保金の事を必要証拠金と言います。
最低限必要な担保金は、業者によって異なり、XMでは実際に必要な取引金額の888分の1が必要証拠金になります。
(レバレッジが888倍のため)
必要証拠金を求める計算式は以下のとおりです。
現在のレート×通貨単位÷レバレッジ = 必要証拠金
例えば以下の条件場合、取引に必要な必要証拠金を見てみましょう。
- XMの円建てのスタンダード口座
- 口座レバレッジは888倍
- ドル円100円(現在のレート)
- USD/JPYを10万通貨(1Lot)エントリー
上記の条件における必要証拠金は
100円(現レート)×100,000(通貨単位)÷888倍(レバレッジ)≒11,261円となります。
XMの必要証拠金は、XM公式サイトのFX計算ツールで確認できます。
有効証拠金の計算方法
有効証拠金とは、口座に入れてある資金の中で証拠金として有効に使える資金のことです。
例えば、ポジションの保有中、含み損が膨らんでいった場合、口座資金の中で証拠金として有効に使える金額は、当然減っていきます。
そのため、有効証拠金とは、口座残高と保有ポジションの含み損益を合計した金額になります。
※XMの場合はクレジット(ボーナス)も合計額に含みます。
有効証拠金の計算式は以下のとおりです。
証拠金+含み損益 = 有効証拠金
例えば以下の条件場合、有効証拠金はどのようになるか見てみましょう。
- 口座残高5万円
- クレジット(ボーナス)2万円
- 含み損1万円
上記の条件における有効証拠金は
5万円(口座残高)+2万円(クレジット)-1万円(含み損)」=6万円となります。
POINT
有効証拠金は含み損益を加算しているため、為替相場の動きに合わせて刻一刻と変動しています。

必要証拠金と有効証拠金について理解したところで、証拠金維持率についても理解が進められると思います。
証拠金維持率の計算方法
証拠金維持率とは、本来保有しているポジションに対して口座残高がどのくらいの割合かを示す数値です。
つまり証拠金維持率が高いほど、その口座が安全な状態だといえます。
しかし、含み損が膨らむほど維持率が下がるため、FX業者では強制ロスカットの目安として採用しています。
有効証拠金÷必要証拠金×100 = 証拠金維持率(%)
FX業者ごとにロスカット水準は異なり、XMでは証拠金維持率20%を下回ると自動的にポジションを解消させられます。
MT4/MT5で有効証拠金・必要証拠金・証拠金維持率の確認方法
証拠金の計算式なども紹介してきましたが、MT4/MT5では、すべて計算済みのものがリアルタイムで確認できます。
- 有効証拠金:残高+含み損益
- 必要証拠金:現在のポジションに対する必要証拠金
- 余剰証拠金:有効証拠金-必要証拠金
- 証拠金維持率:有効証拠金÷必要証拠金×100
上記の場合、証拠金維持率は
101,400(有効証拠金)÷12,083(必要証拠金)×100=839.20%と計算されています。
※小数点第3位は四捨五入で表示
XMの場合、この値(証拠金維持率)が20%を下回ると強制ロスカットが執行されます。
- 残高:XMの当該口座に入金している金額
- 有効証拠金:残高±含み損益
- 余剰証拠金:有効証拠金-証拠金
- 証拠金維持率(%):有効証拠金÷証拠金×100
- 証拠金:現在のポジションに対する必要証拠金
上記の場合、証拠金維持率は
「101,400(有効証拠金)÷12,083(証拠金)×100」=約839.20%と計算されています。
※小数点第3位は四捨五入で表示
XMの場合、この値(証拠金維持率)が20%を下回ると強制ロスカットが執行されます。
余剰証拠金は、有効証拠金から、現在取引中の必要証拠金を引いた金額になります。
余剰証拠金の範囲内で新規の注文が可能です。
有効証拠金-必要証拠金 = 余剰証拠金
XMで強制ロスカットされる意味とは?
もしも、含み損が膨らみ、有効証拠金がどんどん削られてしまう事態になった場合、どうなるのでしょう?
有効証拠金は不足し、やがて「強制ロスカット」に遭ってしまいます。

強制ロスカットという事態は避けたいですよね。
証拠金維持率というのは、「強制ロスカット」基準の目安になります。
- 証拠金維持率50%・・・マージンコール
- ユーザーに対しての警告ライン
- 証拠金維持率20%・・・強制ロスカット
- 強制ロスカットの実行ライン
- 証拠金維持率0%・・・ゼロカット
- 残高0リセットライン
わかりやすく図表にすると、このようになります。
強制ロスカットラインを下回ると、強制的にポジションを解消されます。

XMでポジションが強制ロスカットされるのは、「証拠金維持率が20%以下になったとき」です。
XMでロスカットされたらどうなる?
証拠金維持率が20%を下回った場合、その口座のポジションが強制的に決済(ロスカット)されます。
XMで強制ロスカットされた場合、それぞれどうなるか見ていきましょう。
強制ロスカット後の残高について

証拠金維持率が20%下回ってロスカットされると、口座の中の資金はどれくらい残るでしょうか?
例)口座資金:10万円、1ドル100円の時に10万通貨を保有してロスカットに遭った場合
※XMは最大888倍のレバレッジなので、必要証拠金は100円×10万通貨÷888倍≒11,261円
口座には証拠金維持率の20%時の残額が残ります。
残額は、(計算式)「必要証拠金×20%」で求められます。
- ロスカットされた後の口座残高・・・2,252円
- ロスカットされた場合の損失額・・・97,748円

ハイレバで取引すると証拠金が安くなるのはいいのですが、ロスカットされると、口座資金の大部分が失われるということになります。
▼XMの全銘柄の必要証拠金の目安は、以下の記事で解説しています。
複数ポジションを持っている場合は?
XMでは、証拠金維持率20%を下回った瞬間に全てのポジションが強制決済されるのではなく、含み損の大きいポジションから順番に決済されます。
POINT
ロスカット水準をクリアした後もポジションが残っていた場合、残りのポジションはそのまま取引が継続されます。
複数口座を持っている場合は?
XMでは1アカウント最大8口座まで保有できます。
また、口座ごとに資産が分かれており、強制ロスカットが執行されるのは、「証拠金維持率が20%を下回った口座」のみです。
つまり、複数口座を持っている場合は、1つの口座で強制ロスカットされても、他の口座のポジションが決済される(他の口座に影響はない)ことはありません。
ロスカットが機能せず、マイナス残高になった場合は?
重要な経済指標発表や週明けの窓あき(週末と週明けの価格に大きな差が生じる)など、急激な相場変動で強制ロスカットが間に合わない場合、ゼロカットシステムが発動されます。
ゼロカットシステムとは、急な相場変動により口座残高がマイナスになった場合でも、口座残高をゼロにリセット(損失を補填)してくれるというシステムです。
XMでは、マイナス残高は全てゼロにリセットしてもらえるので、どれだけ負けたとしても入金額以上の損失が生じることはありません。
▼XMのゼロカットの仕組みやルールは以下の記事で解説しています。
XMで強制ロスカットを避けるには?

ここまでロスカットの仕組みについて解説してきましたが、では、ロスカットを避けるにはどうしたらいいのでしょうか?
XMでは証拠金維持率が20%を下回ると強制ロスカットが執行されます。
つまり、証拠金維持率20%以上を保っていれば、強制ロスカットは執行されません。
証拠金維持率は、必要証拠金に対して有効証拠金が多ければ多いほど上がり、逆に有効証拠金が少なければ少ないほど下がります。
そのため「必要証拠金を減らす」「損切りをする」「有効証拠金を増やす」のいずれかを行えば簡単に強制ロスカットを回避することができます。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
XMでは両建てをすると必要証拠金が減る
両建てはXMならではのロスカット回避方法です。
XMでは、FXとゴールド、シルバーにおいては、取引数量が同じ両建ての場合、その両建てポジションにおける必要証拠金の証拠金は0になります。どちらかの取引数量が大きい場合は、数量が多い方の証拠金が必要です。
上記のようにXMでは、同じロット数の両建ては証拠金0円になるため、余剰証拠金に余裕が生まれ別の通貨ペアのポジションを新たに持つことも可能になります。
XMではこのように両建ては一時的に強制ロスカットを回避することが可能です。
POINT
※ゴールドとシルバー以外のCFD銘柄を両建てする場合は0にはならず、売りと買いの証拠金が50%ずつ必要になります。
両建てにしたときの注意点
両建てしているポジションの証拠金が0になるのは嬉しい事ですが、損が発生しているポジションを両建てにするとずっと安心というわけではありません。
一時的にスプレッドが拡大したりスワップポイントによるマイナスで口座残高が減り、証拠金維持率が20%以下になったときには強制ロスカットが執行されますので注意が必要です。
また、決済する時にも注意が必要です。
両建てポジションの片方だけを決済する場合、両建てが解消されるため残ったポジションの証拠金が必要になります。
証拠金維持率も下がるので、ロスカット水準に近い状態だと即ロスカットされてしまう可能性があります。
結局口座残高が足りなくなり、どちらも強制ロスカットになる危険性がある事を覚えておきましょう。
▼XMの両建てに関するルールや注意事項などは、以下の記事で解説しています。
損切りをする
強制ロスカット水準に達する前に自分自身で損切りを行なえば、強制ロスカットを回避することができます。
ポジションを保有する際は「どこまでレートが逆行したらポジションを閉じる」という損切りポイントを決めて取引を行うようにしましょう。
あらかじめ許容できる損失を決めて取引を行うことで、強制ロスカットや許容範囲を超える損失を防ぐことができます。
保有しているポジションの一部を閉じる
保有ポジションの全てを決済しなくても、ポジションの一部を決済(損切り)をすることで証拠金維持率を上昇させることができます。
- パソコン版MT4の一部(分割)決済のやり方
- 一部(分割)決済の手順
- MT4ターミナルの「取引」をクリック
- 一部決済したい通貨ペアをダブルクリック
- 数量(ロット数)を入力
- 成行決済をクリック
1.ターミナルの「取引」をクリック
MT4ターミナルの「取引」タブをクリックします。2.一部決済したい通貨ペアをダブルクリック
一部決済したい通貨ペアをダブルクリックします。※一部決済する場合は「決済指値(T/P)」部分(または決済逆指値(S/L)部分)以外「価格」部分などをダブルクリックしてください。3.数量(ロット数)を入力
一部決済したい数量(ロット数)を選択または入力します。4.成行決済をクリック
「成行決済」をクリックすると、入力した数量だけ成行決済できます。以上でパソコン版MT4の一部(分割)決済は完了です。
- スマホ版MT4の一部(分割)決済のやり方
- 一部(分割)決済の手順
- 画面下の「トレード」をタップ
- 一部決済したい通貨ペアを長押し
- 数量(ロット数)を入力
- 決済をタップ
1.画面下の「トレード」をタップ
画面下の「トレード」をタップします。2.一部決済したい通貨ペアを長押し
一部時(分割)決済したい銘柄を長押しします。3.数量(ロット数)を入力
一部決済したいロット数を入力します。4.決済をタップ
「決済」をタップすると入力したロット数だけ決済されます。以上で、スマホ版MT4の一部(分割)決済は完了です。
有効証拠金を増やす
XMでは追加で証拠金を入金すると有効証拠金が増えて証拠金維持率が上がります。
追加入金をする
XMで強制ロスカットを避ける方法として一番簡単なやり方は有効証拠金を増やすことです。
つまり、追加入金をすることです。
XMの取引口座への入金方法は以下のとおりです。
入金方法 | 入金手数料 | 反映時間 | 最低入金額 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 無料※1 | 1時間以内 (銀行営業時間内に限る) | 1万円※1 |
VISA | 無料 | 即時反映 | 500円 |
JCB | 無料 | 即時反映 | 1万円 |
bitwallet | 無料 | 即時~数分以内 | 500円 |
BXONE | 無料 | 即時~数分以内 | 500円 |
STICPAY | 無料 | 即時~数分以内 | 500円 |
Pay-easy(ペイジー) | 280円 | 即時反映 | 2,000円 |
スマートピット | 280円 | 即時反映 | 2,000円 |
入金方法 | 入金手数料 | 反映時間 | 最低入金額 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 無料※1 | 1時間以内 (銀行営業時間内に限る) | 1万円※1 |
VISA | 無料 | 即時反映 | 500円 |
JCB | 無料 | 即時反映 | 1万円 |
bitwallet | 無料 | 即時~数分以内 | 500円 |
BXONE | 無料 | 即時~数分以内 | 500円 |
STICPAY | 無料 | 即時~数分以内 | 500円 |
Pay-easy | 280円 | 即時反映 | 2,000円 |
スマートピット | 280円 | 即時反映 | 2,000円 |
※1).1万円未満の入金は980円の手数料が発生。別途、振込手数料はユーザー負担(XM指定銀行と同じ銀行口座からなら無料)
入金の反映時間が最も速いのがクレジットカード入金・Pay-easy・スマートピット入金の即時反映、次にオンラインウォレット入金の数分以内、最後に銀行振込みの1時間以内となっています。
XMの入金や最新情報は、以下のボタンより会員ページにログインして確認してください。
▼XMのおすすめの入金方法や手数料、反映時間などは以下の記事で解説しています。
XMPをボーナスに換金
XMポイントとは、簡単にいうと取引のたびに貯まるポイントのこと。
XMロイヤルティプログラムの一環で、お買い物ポイントと同じように、取引のたびに取引量に応じてポイントが貯まっていく制度です。
そして、貯まったXMポイントは、ボーナスや現金に交換することができます。
最新のボーナスの詳細は、XM公式サイトより確認してください。
▼XMのXMポイントの詳細やボーナス・現金に交換する方法は以下の記事で解説しています。
別口座から資金移動する
XMの口座間の資金振替(資金移動)の最低金額は500円。即時口座へ反映されます。
「入金口座ID」と「入金額」を入力したら「リクエスト送信」をタップします。
- 入金口座ID = 移動(振替)先の口座IDをリストより選択
- 入金額(JPY) = 移動する金額を入力(最低金額は500円)
POINT
XM口座間で資金移動を行った場合、資金の移動額と同一割合のクレジット(ボーナス)も一緒に移動先の口座へ移動します。
以下の画面が表示されれば口座間の資金移動(資金振替)は完了です。
XMの口座間の資金移動は即時反映されます。
資金移動が完了するとXMに登録したメールアドレスに「内部送金に関するお知らせ」メールが届きます。
▼XMの口座間の資金移動に関する注意点は、以下の記事で解説しています。
XMでのロスカットの許容損失の計算方法と一覧表(ドル円)
XMはロスカット水準が20%と低いことがわかりました。
それでは実際XMは強制ロスカットになるまでに、何pipsの損失に耐えるのか見てみましょう。
口座残高が10万円、30万円、50万円の3つのパターンで、ロスカットまでの許容損失(pip)を一覧表にしてみました。
前提条件としてドル円100円、レバレッジは888倍、スプレッドは許容損失に加味しません。
- XMのロスカットまでの許容損失の計算方法
レバレッジ888倍で口座残高10万円として、ドル円100円の時に1ロット(10万通貨)でエントリーした場合、強制ロスカットまで何pipの損失に耐えられるのかを計算する手順を紹介します。
許容pipの計算手順- 必要証拠金を算出
- ロスカット(証拠金維持率20%)になる有効証拠金を算出
- 許容できる含み損を算出
- 許容できる含み損をpipsに換算
手順1.必要証拠金を算出
必要証拠金は「注文時の価格×通貨単位÷レバレッジ」で求められるので
「注文時の価格(100円)×通貨単位(10万通貨)÷レバレッジ(888倍)」≒11,261円手順2.ロスカット(証拠金維持率20%)になる有効証拠金を算出
ロスカット時の有効証拠金は「必要証拠金×ロスカットレベル(%)」で求められ
XMのロスカットレベルは証拠金維持率20%なので「必要証拠金(11,261円)×ロスカットレベル(20%)」≒2,252円手順3.許容できる含み損を算出
ロスカットまで許容できる含み損は「口座残高-ロスカット時の有効証拠金」で求められるので
「口座残高(10万円)-2,252円」≒97,748円となります。手順4.許容できる含み損をpipsに換算
最後に手順3で算出した金額をpipsに換算します。
今回はドル円100円の1ロット(10万通貨)でのエントリーなので、1pipsの価値は1,000円になるので、
「97,748円÷1,000円」≒97.7pips(許容pips)上記よりロスカットまでの許容可能な含み損は約97.7pipsなので、
ロングでエントリーした場合、100円から約99.023円に値下がりすると強制ロスカットされ、
ショートでエントリーした場合、100円から約100.977円に値上がりしたら強制ロスカットされます。
口座残高5万円の時の強制ロスカットまでの許容pips一覧
取引通貨数 | 必要証拠金 | 許容できる含み損 | 許容pip数 |
---|---|---|---|
1万通貨 (0.1Lot) | 約1,126円 | 約-49,775円 | 約±497.75pips 約±4.97円 |
10万通貨 (1Lot) | 約11,261円 | 約-47,748円 | 約±47.748pips 約±0.47円 |
50万通貨 (5Lot) | 約56,306円 | エントリー不可 | エントリー不可 |
口座残高10万円の時の強制ロスカットまでの許容pips一覧
取引通貨数 | 必要証拠金 | 許容できる含み損 | 許容pip数 |
---|---|---|---|
1万通貨 (0.1Lot) | 約1,126円 | 約-99,774円 | 約±997.74pips 約±9.97円 |
10万通貨 (1Lot) | 約11,261円 | 約-97,748円 | 約±97.748pips 約±0.97円 |
50万通貨 (5Lot) | 約56,306円 | 約-88,739円 | 約±17.74pips 約±0.17円 |
100万通貨 (10Lot) | 約112,612円 | エントリー不可 | エントリー不可 |
口座残高30万円の時の強制ロスカットまでの許容pips一覧
取引通貨数 | 必要証拠金 | 許容できる含み損 | 許容pip数 |
---|---|---|---|
1万通貨 (0.1Lot) | 約1,126円 | 約-299,775円 | 約±2997.75pips 約±29.9円 |
10万通貨 (1Lot) | 約11,261円 | 約-297,748円 | 約±297.748pips 約±2.97円 |
50万通貨 (5Lot) | 約56,306円 | 約-288,739円 | 約±57.74pips 約±0.57円 |
100万通貨 (10Lot) | 約112,612円 | 約-277,478円 | 約±27.74pips 約±0.27円 |
口座残高50万円の時の強制ロスカットまでの許容pips一覧
取引通貨数 | 必要証拠金 | 許容できる含み損 | 許容pip数 |
---|---|---|---|
1万通貨 (0.1Lot) | 約1,126円 | 約-499,775円 | 約±4997.75pips 約±49.97円 |
10万通貨 (1Lot) | 約11,261円 | 約-497,748円 | 約±497.74pips 約±4.97円 |
50万通貨 (5Lot) | 約56,306円 | 約-488,739円 | 約±97.74pips 約±0.97円 |
100万通貨 (10Lot) | 約112,612円 | 約-477,478円 | 約±47.74pips 約±0.47円 |

シミュレーションの結果、ロスカットに至るには口座残高と取引量が多く関係していることが理解できたと思います。筆者の個人的な感想は、残高と取引量のバランスがロスカットを避ける上で大切だと思います。
▼XMのロットに関する基礎知識や計算方法などは以下の記事で解説しています。
XMロスカットに関するFAQ
XMのロスカット水準を他社と比較したらどうなの?
- XMのロスカット水準を他社と比較したらどうなの?
- XMは、最大レバレッジ888倍、ロスカット水準は20%となっており、他の海外FX業者と比較しても、低い方だと言えるでしょう。
XMと海外FX業者の最大レバレッジとロスカット水準の比較とロスカットまでの許容pipsの目安をまとめて一覧にしてみました。
業者名 | 最大レバレッジ | ロスカット水準 | ロスカットまでの許容pips |
---|---|---|---|
XM | 888倍 | 証拠金維持率20% | ±47.7pips |
AXIORY | 400倍 | 証拠金維持率20% | ±45.0pips |
TitanFX | 500倍 | 証拠金維持率20% | ±46.0pips |
Tradeview | 500倍 | 証拠金維持率100% | ±30.0pips |
FXGT | 500倍 | 証拠金維持率50% | ±40.0pips |
LandFX | 500倍 | 証拠金維持率30% | ±44.0pips |
※口座資金10万円、ドル円100円計算で、2ロット(20万通貨)エントリーした場合、強制ロスカットまでの許容pipsを記載しています。

XMはご覧の様にレバレッジが高い上に、ロスカット水準が低いため、ロスカットまでの許容pipsは各社の中で最大となっています。
▼XMのレバレッジ888倍で1万円な最大何ロット持てる?などは以下の記事で解説しています。
複数ポジション持っていたら
- XMで複数ポジションを保有してた場合、ロスカットされたらどうなるの?
- XMではロスカット水準20%を下回った場合、含み損の大きいポジションから解消されていきます。
XMでは保有中のポジションが複数ある時に、証拠金維持率が20%を下回った場合、全てのポジションがすぐにロスカットされるわけではありません。
含み損の大きいポジションから順番に損切りされていき、ロスカット水準をクリアできれば残ったポジションを保有することができます。
複数口座を持っていた場合どうなるの?
- 複数口座を持っていた場合どうなるの?
- ロスカットになった場合、その口座のみがロスカットの対象であり、他の口座への影響はありません。
XMでは1アカウントで最大8つまで口座を開設することができます。
1つの口座でロスカットされた場合でも、他の取引口座にある残高から補填されるということはありません。
また、ロスカットされたからといって口座が凍結になるということもありません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の記事もあなたのお役に立てたなら幸いです。
それでは、また他の記事でお会いしましょう。